26Dec
真似をする心理については、相手に対して接し方に困ることも。でも真似をする心理を知ると、相手とのやりとりが今よりも楽になってくるのです。今回は真似をする心理について、どのようなものがあるのかを見ていきましょう。
真似をする心理に隠れた思い
真似をする心理には隠れた思いがある場合が多いのです。まずは真似をする心理についてお伝えしていきましょう。
相手に自分を印象づけたい
相手に自分のことを印象づけたいと思った時には、真似をする心理が働きます。相手にもっと自分を知ってほしい、でも方法が分からずに真似をするしかない人もいるでしょう。
相手としては「いつも真似をしてくる」と思いながらも、いつの間にか相手のことが気になってくるのです。
遠い存在だと思っていた相手が、なぜかとても近い存在に感じる時もあるでしょう。相手に自分を印象づけることができれば、幸せを感じるので笑顔で接しやすくなるのです。
こちらの警戒心を解くために真似をしてくると思うと、真似をされてもあまり嫌な気持ちになりにくいですよね。
真似をしてレベルアップしたい
自分にとって憧れている存在の場合は、真似をすれば自分がレベルアップできると思うケースもあります。
どうすれば今の自分よりもレベルが上がるのかと考えた時に、実際に自分よりも優れた人の真似をしようと考えるのでしょう。
つまりは成功している人の真似をすれば、自分も成功できると思う気持ちがあるのです。このため自分から見て魅力を感じる人の真似をして、自分も魅力的になろうとする気持ちも。
こうしているうちに、真似をするのが当然になってしまう人もいるでしょう。そして真似をされている側としても、どこか不自然に感じてやりとりがしにくい…と思ってしまう場合も。
最初から相手に対して褒めるようにしたり、憧れている気持ちを伝えたりしておくと、相手との関係が良いものになりやすいでしょう。
自分に自信が持てない
自分に自信が持てないので、身近にいる人の真似をする心理になるケースもあります。自信がある面については、真似をする必要はないと考える場合も。
でも自信が持てないと思う面については、人の前をしたくなるのです。自信を持てないままでいるのは嫌なので、少しでも自信を持ちたいと考えるのでしょう。
人の真似をして少しずつでも自信が持てたのなら、これを元々自分の個性のように考える人もいます。
都合がよいと周りから思われるかもしれませんが、自分ではそうは思っていないでしょう。今までに真似をしていたという意識があまりないからです。
個性がない
個性についてはこだわりがないと持てないもの。でも特に個性がないので、人の真似をしてしまうのです。
個性をアピールしている人を見ると、羨ましいと思う時もあるでしょう。「なぜあの人はいつもあんなに個性的でいられるのだろう」と思うと、これについて聞いてみたくなる時も。
でもストレートには聞きにくいので「その洋服、どこで買ったんですか?」のように質問をするしかできないのです。
同じお店に行ってみて、似たような服を購入して着ると満足感を得られるケースもあるでしょう。
個性がないと人から言われる機会があるかもしれません。でもどうすれば自分の個性を表現できるのかが分からないので、真似をするしかない場合もあるのです。
真似をしやすい人のタイプ
真似をしやすい人には、共通した特徴があります。いくつかのものについて見ていきましょう。
人に憧れを持ちやすい
人を羨ましいと思い、憧れを持ちやすいタイプの人は真似をしやすいと言えるでしょう。そして魅力を感じる対象が、すぐに変わる人もいるのです。
つい最近までは違う人の真似をしていたけれど、最近はまた別の人の真似をしているというケースも。
憧れやすいのですが、移り気でもあるので対象がすぐに変わってしまうのでしょう。そうしているうちに、本当の意味で自分に合うものが何か分からなくなってしまうのです。
これを模索している場合もありますが、どんなに試してみても「これでいこう」と思えるものに出会えていないのです。
真似をするのが習慣になっている
真似するのが習慣になってしまう人もいます。人を見ていて真似をした方が、自分でアイデアを出すよりも楽だと思う気持ちもあるのでしょう。
このため人の真似をするのが習慣になり、これを自分の中で変えようとは思わないのです。習慣は人により様々なものがありますよね。でも真似をするのが習慣になってしまうと、自分でアイデアを出す努力をしなくなってしまうのです。
結果として成長できない自分のままになってしまうでしょう。成長をしたいと思うのなら、最初は自信がないとしても自分でアイデアを出すようにしたいですね。
それを習慣づけていくうちに、本当の意味での自分らしさを見つけることができるのです。
負けず嫌いの性格
負けず嫌いなので、人よりも優れた自分でいたいと思っているのです。でも人よりも劣っているように思うため、真似をしたい気持ちになるのでしょう。
真似をすれば今までの自分よりも魅力的になり、人よりも優れた自分になれると思い込んでいる人もいます。
負けたくない思いから、人の真似をしながらもそこに自分の個性を足そうとする時もあるでしょう。
こうすれば誰にも負けない自分でいられると思う気持ちも。負けるくらいなら、相手の魅力的な面を真似してしまおうと思っているのでしょう。
真似をする心理になる人への接し方
真似をする心理になる人とは、どう接するべきでしょうか。接し方を理解して、やりとりについて悩まないようにしていきましょう。
真似をしていることについては触れない
真似をしていると相手にストレートに言わずに「私たち服のセンスが似ていますね」と、相手に伝えてみましょう。
相手としては「それ以上何か言ってきたらどうしよう…」と、不安になるはずです。真似をしているとはっきり言われなくても、似ていると言われただけで動揺する人もいるでしょう。
人前で「真似をしている」と指摘をされるのはとにかく避けたいので、今後はあまり真似をしないでおこうと思う場合も。
無意識に真似をしていたとしても「似ていますね」と言われたことで、自分が真似をしていると気付く可能性は高いでしょう。
気にせずに自分らしさを大切にする
真似をされていると思い悩むのは、とても辛いですよね。このためできるだけ気にせずに、更に新しい情報を取り入れるようにしてみましょう。
相手が真似することができないくらいに、センスを磨くのも一つの方法です。仕事についても同じように言えるでしょう。
自分らしいやり方を次々に開発していけると、相手は真似することができないのです。これでも真似をしてくるようなら、信頼できる人に相談をしてみるのも良いでしょう。
一人で悩みすぎずに、相手の行動についても振り回されないようにするのが大切なのです。
まとめ
真似をする人の心理については、こちらに対して何らかの思いを抱いていることが多いでしょう。
だからこそ真似をして普段から様子を見ているのです。でもこれに対して同じ目線にならずに、自分の好きなことや好きなものを更に深く知っていくようにしてみましょう。
相手は人と自分を比較してくるタイプの可能性があるので、自分はそうではなく人は人だと思うタイプになってみると良いですね。そうすると相手が真似をしてくる心理についても、穏やかに見守れるようになるのです。